日米文化交流の歴史
日本とアメリカの外交関係は、1854年に結んだ日米和親条約からだとされていますが、それ以前にも両国の接触は何度かありました。
古くは1791年にジョン・ケンドリックというアメリカ人が紀伊大島に到着し、11日間滞在しています。この人が最初に日本を訪れたアメリカ人で、現在も和歌山県串本町南紀伊大島にはこれを記念した日米修交記念館というものが存在します。
日米和親条約を結んで以降、アメリカから多くの文化が輸入され、また多くの文化が輸出されていきました。その後戦争に負けた日本は連合国の占領下におかれていましたが、日米安全保障条約を結び、再び国同士の対等な関係になり、日本とアメリカの交流はまた深くなっていきました。
在日米軍の基地があることでアメリカ人を日本国内で見る機会も多くなります。アメリカの映画や音楽も日本で見ることが出来るようになり、日本人のアメリカへの憧れは増していきました。日本の映画がアメリカでアカデミー賞をとるなど日本人の作品がアメリカを舞台に認められる機会も多くなり、文学や映画、音楽など、今では多くのエンターテイメント作品が海を越えています。